季節の匂いなんてしない(序幕)

(このカテゴリでは彼氏いない歴イコール年齢の私がマッチングアプリでの男の人との邂逅と随想を気が向いたときだけ綴る)(書きたくないこともある)(どこまで書いていいかわからない)(嫌われたくない)


挿入歌が好きなバンドの曲でナレーションをボーカルがやってるっていうのがあったんで、この前1人でプラネタリウム行ってきました。それはもう大感動で。偏差値50未満なのに科学と文明すげえなんて思っていた。

夜の海は星を映す空だと言っており、私は思うところがありました。同じ、近頃はネットの海には男が星の数いると錯覚しています。あの星は、じゃあこっちの星は、と空を見上げるように、あるいはオーケストラの指揮のように、私は指を左右に振り、右はいいかも👍左はイマイチ👎、サルでもわかる簡単なシステムで他人を評する。利用者層はサルかと安直な揶揄に苦笑する。空なのか海なのか山なのかはっきりしないな、有象無象と呼んで差し支えないな、私も含めて

マッチングアプリを始めてまずは私の話題のウィットの乏しさにほとほと呆れているところ。音楽はかろうじて好きだからそのような人にはどういったアーティストを聴かれるんですか?などとやっぱり訊いたりするけれどそれでも意気投合なんてそうそうせず、メッセージ膨らますためにクソほどもキョーミないバンドユーチューブで聴いてなんて感想を言うべきか考えたりしている。無よりいい、無より。そもそも私の場合まずメッセージをやりとりする相手がいるというだけでだいぶ心が助かっているような状況だ。マッチングよりもカウンセリングをした方がいいのでは?というのは少々自虐がすぎる。すぎるけれど、連絡を取る相手がいるとか約束をする相手がいるとかいうのは生活において劇的だ。私にとってはそうだ。

左手をパーにして手のひらの外郭をジグザグとなぞる遊びを幼稚園の頃よくやった。指と付け根を登ったり降りたりするたび、天国地獄大地獄、と言うやつ。今度は指を上下に振る。気分はそんな感じ。ジェットコースターとも言うのかな、最近は酒に酔いやすくなった。目が回っても地に足はついてる。行ったり来たり。めくるめく地獄。逆も然り。